入浴介助

高齢者の入浴には注意が必要です。 高齢者は脱衣室と浴室の温度差によって心疾患や脳血管障害などを起こしやすく、また転倒によって骨折するケースもあります。 なるべく自分で入浴できるように、浴室に手すりをつける、床や浴室内にすべり止めを敷く、危険な段差を解消するためスノコを利用する、すべり止めのついた入浴用イスを用意するなど、あらかじめ危険回避ができるようにしておきましょう。 自分で入浴できるのであれば、入浴の様子をときどき見てあげて、出来ないことがあれば介助します。 もし、一人で入浴できない状態で、脱衣から入浴介助が必要な場合、介護する人が一人で裸の身体を支えることはムリなので、人手があれば協力し・・・

部分浴で気分すっきり ~手浴と足浴~

入浴できないときや寝たきりの場合には、手浴と足浴がお勧めです。 手足をお湯につけるだけでも気分がよくなり、血行がよくなり眠りにつきやすくなります。 手と足は意外に汚れています。手の指の間、手の甲、手首の筋あたりは垢がたまりやすいし、足の指の間や裏がガサガサになることがあります。こまめに手浴、足浴を行ってあげましょう。 手浴を行う際には、自分の手を入れて必ず湯温を確かめましょう。好みのアロマオイルや入浴剤を入れると、いい香りが広がって気分転換にもなります。 手や足をお湯で洗ってさっぱりしたら、乾燥しないようにボディローションやクリームを塗ります。爪が伸びていないかもチェックしましょう。 手浴と足・・・

清拭

清拭とは、蒸しタオルで身体などを拭き、清潔に保つことです。入浴が出来ないときは、蒸しタオルで身体を拭くだけでもさっぱりした気分になります。 清拭によって血行を促すことで、床ずれや細菌感染の予防になります。 清拭は週1回以上入浴できる場合には、蒸しタオルで身体を拭くだけですが、入浴が全く出来ない場合は、蒸しタオルに石鹸をつけて洗い、石鹸がなくなるまで拭くことを繰り返します。 さまざまな清拭剤が市販されていますので、石鹸が使えなくても、それらを上手に使いましょう。 清拭の準備 ・バケツ       ・洗面器 ・お湯(ポット)   ・バスタオル2~3枚 ・石鹸または清拭剤 ・着替え ・蒸しタオル6~・・・

洗髪で気分爽快

寝たきりの状態であっても、寝たまま洗髪する方法があります。 洗髪するだけで頭が軽くなり、気分も爽快になります。部分浴と同じように頭皮の血行も促進されますので、眠りにつきやすくなります。洗髪をするときは、お湯の温度に気を付けてやけどに注意しましょう。 寝たままで普通のシャンプーとお湯を使う場合  準備 ・シャンプーやコンディショナー ・髪を洗うときのお湯を受けるケリーパッド ・ペットボトルのフタに数か所の穴を開け、お湯を入れたものを数本 ・ドライヤー ・ビニールシート ・タオル、バスタオル  手順 ①髪をとかしてからペットボトルのお湯をかけ、シャンプー→すすぎ→コンディショナー→すすぎを順番に行・・・

口腔ケア ~口の中の手入れで肺炎予防~

介護をするにあたり、感染予防策として、洗面や歯磨きなど口の中の手入れをする口腔ケアはとても重要です。規則正しい朝夕の洗面と歯磨きは、生活のリズムになりますし、感染症も予防します。 高齢者の死亡原因第1位の誤嚥性肺炎は、お茶や食べ物、唾液などが誤って気管に入ってしまうことで起きる病気です。 口の中の汚れが微生物を大きく関わり合っていることがわかってきましたので、口腔ケアを徹底的にすることで、かなり予防できると科学的にわかっています。 私たちの口の中は、唾液の分泌によって自浄作用が働いていますが、老化とともに唾液が減り、自浄作用も低下していき、細菌感染しやすくなり、肺炎などを起こしやすくなるのです・・・

床ずれに注意

ラクな姿勢を保てる工夫を 寝たきりになり、寝たままの状態で長時間過ごすことになった場合に、床ずれに注意をしなければなりません。床ずれは、非常に治りにくい皮膚の潰瘍で、発熱を引き起こします。 床ずれの原因は、いつも下になっている部分の皮膚が圧迫され血行が悪くなったり、皮膚が不潔になる、湿る、摩擦が起きる、全身の栄養状態が悪くなるなどです。特に、体圧のかかりやすい部分、骨の突き出た部分は要注意です。 一般的に楽な姿勢は、あお向け、横向き、上体を起こすなどがありますが、本人に負担がかかりにくい姿勢をとりましょう。 また、体位を分散されて床ずれを防ぐマットレスをはじめ、さまざまな形状のクッションやパッ・・・

歩行器と杖

下肢に障害がある場合や、長期療養による下半身の筋力低下などがあると、自力で歩行ができずに転びやすくなります。介護生活において、転倒による骨折やねんざは気を付けないと、寝たきりの原因となります。 足元がふらついても、両腕が使える場合は歩行器を使うと、身体を支えることができて、安全に歩行できます。介護保険適用でレンタルできるものもありますので、理学療養士など専門家に相談して選びましょう。 また、高齢になり歩くバランス感覚が低下したりした場合には、杖を使って歩く練習をしましょう。杖を正しく使って身体を支えると、歩行も安定します。杖にはさまざまな種類がありますので、専門家のアドバイスを受けましょう。杖・・・

車椅子の選び方

手すりや歩行器を使っての自力歩行が困難になってきたら、車椅子を利用しましょう。車椅子があれば、家の中での移動も楽に出来て、外出もできるので、生活空間が広がり、社会性が保てます。 車椅子は介護保険の適用(要介護2級以上、または日常的に歩行困難)があればレンタルが可能です。 車椅子にはさまざまな種類がありますが、いずれのタイプも、乗る人の身体に合った車椅子を選ぶことが大切です。実際に乗る人に試してもらうのが一番ですが、それができない場合には、カタログなどでシートの高さ、幅、肘掛けや背もたれの高さなどを細かくチェックしてください。サイズが合っていないと、長時間座っていると肘掛けの高さが高く腕が疲れた・・・

車椅子への移動

1人で立ち上がれることができ、自力でベッドから車椅子に移動するときは、必ずストッパーをかけて、フットレストは上げておきます。身体の片側に障害がある場合は、障害のない側に車椅子をつけておくと、移りやすくなります。 1人ではつかまり立ちも出来ない場合は、号令をかけながら協力してもらうと、お互いに無理に力を入れなくてもスムーズに移れます。その際に、介助ベルトや座ったままの姿勢で横滑りさせて移動できるスライディングボードなどを利用しましょう。 自力で移動の場合 ①車椅子をベッドの斜めにつけて置き、ストッパーを掛けて、フットレストを上げておく ②麻痺のない手で車椅子のひじ掛けにつかまり立ちあがる ③立ち・・・

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